環境生活委員会< H25.6.4 >

○花崎委員
我が会派では、エゾシカの生息数を削減するためには、越冬するエゾシカを一網打尽にすることが必要であり、市町村等による一斉捕獲の重要性について提案してきたところであります。
そこで、我が会派が提案しました、昨年度の一斉捕獲推進月間の実績について3点ほどお伺いいたします。
最初に、一斉捕獲推進月間の実績についてでありますが、道が設定した「一斉捕獲月間」の参加市町村数、捕獲頭数実績はどうだ、ったのか、また、実施に当たっては、国有林を所有する森林管理局とも調整を重ねてきたものと承知しておりますが、主な実施場所と捕獲実績についてお伺いいたします。

○包國委員長
エゾシカ対策課長石島力君。

○石島工ゾシ力対策課長
一斉捕獲推進月間の実績などについてでございますが、エゾシカが越冬地などに集結する3月は、効率的な捕獲に適した時期であることから、道では、昨年度初めて、組織的、集中的に捕獲を行う「一斉捕獲推進月間」として設定し、市町村を初め、猟友会や森林管理局など関係機関との調整を図りながら、取り組みを推進してきたところでございます。

昨年度は47市町村の52カ所で一斉捕獲が行われ、主な実施場所といたしましては、越冬地となっている国有林や道有林などの森林地帯であり、そのうち国有林14カ所で1074頭、道有林9カ所で180頭、民有林やその他の地域29カ所で414頭となっており、合計1668頭が捕獲されたところでございます。以上でございます。

○花崎委員
次に、市町村への支援と評価についてでありますが、昨年度は、初めての一斉捕獲推進月間の実施に当たり、林道の除雪の充実など市町村からの要望を把握し、関係機関と調整の上、実施市町村に対する支援策を検討していたはずであります。
昨年度の推進月間では、市町村からどのような要望があり、どのような支援策が実現したのかお伺いいたします。
また、平成24年度は、制度創設から実施まで余り時間もなかった中で、1カ月間で約1650頭の捕獲。この実績について、道としてどのような評価をしているのかお伺いいたします。

○包國委員長
生物多様性・エゾシカ対策担当局長白野暢君。

○白野生物多様性・エソシカ対策担当局長
市町村への支援などについてでございますが、一斉捕獲を実施するに当たり、市町村の意向を確認した際には、効率的な捕獲や捕獲した個体を運搬するための林道の除雪、鳥獣保護区など狩猟による捕獲が規制されている地域での捕獲の許可、また、捕獲した個体の処理などが要望として上げられたところであり、道ではこれを踏まえ、関係機関と連携のもと15 の市町村の国有林や道有林で除雪を実施いたしましたほか、鳥獣保護区や自然公園など15カ所の捕獲規制地域での捕獲の許可、そして5市町村でペットフード事業者と連携した捕獲個体の回収など、の支援を行ってきたところでございます。

昨年度は、緊急対策期間の最終年であり、捕獲対策を強化する中で、市町村がこれまで独自に取り組んできた一斉捕獲を組織的・集中的に実施することによりまして、一昨年の年間捕獲実績である2300頭の7割以上を3月という1カ月間で確保できましたこの手法は、捕獲対策を進める上で大きな効果があったものと考えているところでございます。以上でございます。

○花崎委員
いずれにしましでも、推進月間1カ月間で約1650頭の捕獲。
道としては、本年度から2年問、緊急対策期間を延長したわけであり、当面、参加市町村数を拡大するなどして、一斉捕獲にしっかり取り組んでいただきたいと思いますが、本年度どのように取り組むかお伺いいたします。

○包國委員長
環境生活部長竹谷千里君。

○竹谷環境生活部長
本年度の取り組みについてでございますけれども、昨年度の実施によりまして、一斉捕獲の取り組みはエゾシカの生息数を減少させるために有効な手法であると確認できましたことから、本年度におきましでも市町村の意向を十分に踏まえながら、さらなる捕獲の増加に向けて、実施方針を早期に作成いたしまして、早い段階から関係機関との調整を行いまして、支援策の充実などを図っていくこととしております。
具体的には、昨年度、一部の市町村において実施して効果が見られました2月についても、一斉捕獲の期間に含めることや、鳥獣保護区や自然公園などの「重点捕獲地区」における捕獲をさらに拡大するほか、固いわなによる効率的な捕獲なども促進していく考えでございます。

道といたしましては、今後とも、一斉捕獲への参加市町村の拡大や効果的な捕獲手法の検討など、国や市町村など関係機関と連携を図りながら、より実効性のあるエゾシカ対策を総合的・計画的に推進してまいりたいと考えております。